クロネクション
チャプター 7 · 5 items
On this page【映像】クロックパラドックス
【映像】クロックパラドックス
エンジンが音を立て、飛行船は宇宙に入った。レースから離れた小惑星帯で、採鉱機械がさまよっている;遠くから土星の南極を眺めると、その巨大な時計の表面は奥深く、白い虚ろな目に見える。先民たちの飛行船「方舟一」は最後そこに行き着き、今は静止している時の中で蜃気楼のように浮かんでいる。
遠いところから近いところまで、無数の目盛のない針がゆっくりと回り、時には逆行する。時間が静止するような沈黙もあれば、光のように早く動くものもあり、最高点から回り落ちてその深遠なる内核の奥へと落ちていく。
それらの針はほぼ同じ形をしている。ポールが全ての針を繋ぎ、理解しがたい仕組みで時計を駆動している。あるいは、私たちが見ている指針は本当は一つしかなく、他は全て瞬く間に消える幻影に過ぎず、実数の隙間を埋め、そして再び名のない新たな実数の目盛と化し、一体化していく。
永遠に止まらなそうな時の流れは、動いている画面と合わせ映像を成し、その最小刻度で静止する。しかし、観測者に対して、静止している物は逆に運動の性質を持つ。それは観測者が動いている、あるいは静止しているせいかは、わたしたちには知るまい。
これ、乃ち時計背理(クロックパラドックス)なり。
時計城第93回ALIGNクラブ型リレー大会
1、 順番に以下の区域を通過せよ:南極点反重力レース、時計城管壁レース、星環障害物競走レース、マザリノ境界多重レース。
2、 A等級以上の速度で無限海沈降区域を通過し、ゴールインせよ。
3、 【データ削除】
ロードスター67・改
鳩が持っている宇宙船。外観はシグナルロードスター67のヴィンテージカー、実際に使うのはGino。この宇宙船はフログのイオンエンジンとペルシロT-810型火力システム、更には河海371型反重力装置を搭載している。全体的に仮想シャーシを使った設計であり、搭載設備によって外観が変わることはない。
元の持ち主は律動星のとある不動産会社の経営者だが、その人は乗り物を改造することに熱心で、解体寸前のパーツがぶつかり合う音を好んでいたため、乗り心地の悪い車ほど好きだった。ゆえにこの宇宙船は「盗楽行」を経て完全体になってすぐ、元の持ち主によってFuliが所属しているサークルに売られた。
Clues
ロードスター67・改・手がかり1
鳩「この車使っていい?」
Gino「いいけど、どこに行くつもり?」
鳩「ほら、もうすぐAlign大会が始まるじゃん。現場監督をやってほしいって頼まれたの。」
Gino「あの大会、中止になったかと思った。」
鳩「抗議が殺到してね。命が惜しくない奴らめ。」
Gino「平気か?宇宙船の操縦方法を忘れてないか?壊しそうで心配だからついてくよ。20GBもしたからな。」
豆スープ
うっかりマザリノに滑り落ちたあと引き揚げられたエンドウの破損状態のデータ。端数研への潜入に成功した雪梨膏がお椀によそい、涙ながらに統治局本部へ持ち帰った。
雪梨膏:ほらエンドウ、お前の一番好きなお椀だぞ。にしても随分と重いな……っと【手が滑る】
辞職届
エンドウ:ボス、もう無理です!僕にこの仕事は向いてません!【青い顔で】
dM:どちらさま? ああ、豆か! 何日か見ないうちになんでしわしわになってんの?
エンドウ:この前の潜入任務のせいですよ! 端数研の連中にひどい目に遭わされたんです! もう辞めます、辞職します!
dM:あぁそう。受理した。お家帰ってママに甘えてきな。
エンドウ:【口をあんぐり開けて】引き止めてもくれないんですか?
dM:行けよ、引き止めはしない。【手を叩く】誰か!お客様のお帰りだ!
【エンドウは元同僚数人に担ぎ上げられ、歌えや踊れの大騒ぎのうちに統治局から放り出された。】