朔月の汐
チャプター 8 · 7 items
On this page詩集 白馬
詩集 白馬
彼らは騒ぐ、彼らは泣く。救いの手を伸ばしてくる者たちに対して拳を揮っている。
大地は汚れている。泥、涙、血、嘲笑い、
前からは害虫の群れ、後ろからは猛獣の爪。
雨が降る。人々を溺れさせ、獣を苦しませる。
すべてを見下ろす黄色い目は、心に迷いを覚える。
どうか混沌よ静まってくれ。彼は縋るように哀求した。
泥がついた白馬、その尻尾は引きちぎれていた。
詩集 決断
それはただ、
いたって普通な現象だった。
特性もなければ、例外もない、
その遥かなる輝きを遮り、
原始の暗闇を蘇らせる。
しかし、
恐るべきものは暗闇ではなかった。
真に恐るべきは暗闇に慣れた人々が、
その永遠を信じたことだ。
解読:朔月の汐
- 時間
- 18s
本日はご搭乗いただき誠にありがとうございます。本飛行船は月面行き、現在は正常に飛行しております。シートベルトを外し、船内を自由に歩いてもかまいません。アカウントグレードがSのお客様にはマイクロ波加熱区域にてギフトをご用意しております。それ以外のお客様は命の危険を冒さないようよろしくお願いいたします。
Clues
解読:朔月の汐・手がかり1
- 時間
- 16s
ギフトをお受け取りになったお客様は展望区域へお越しください。現在、小惑星地帯を通過しております。煌めく惑星ケレスは、我々を導いております。
「浩瀚なる星河、荊棘に満ちた前路。すべてを振り返り、あなたはまた何を思い出すのか。」
解読:朔月の汐・手がかり2
- 時間
- 20s
「あなたも気付いているかもしれない。旅船は未来を覆い隠す虚像、戦車は我々の運命を導いている。コインが投げ出されてから、表と裏は入れ替わり続けてきた。向かう先は滅びであり、新たな生でもある。」
解読:朔月の汐・手がかり3
- 時間
- 5s
PhigrOS崩壊。シミュレーション終了。ご参加ありがとうございました。また塔の中でお会いしましょう。
解読:朔月の汐・手がかり4
- 時間
- 18s
本日はご搭乗いただき誠にありがとうございます。本飛行船は幸運の地行き、現在は正常に飛行しております。シートベルトを外し、船内を自由に歩いてもかまいません。
「角度を変えて問題を見てみれば、新しい発見があるかもしれない。」
解読:朔月の汐・手がかり5
- 時間
- 6s
O Fortuna velut luna statu variabilis……
お祭り
Unlock conditionScore ≥ 920,000 on Luminescence IN
風吹かば花が散る、雨のような星の雫、
賑やかなる街を行く。
笛が鳴り、光照らし、一夜は游龍の如く。
【お祭りは絶賛準備中、優先入場できた鳩は新しい帽子を被ってGinoを引っ張りながらあちこち回っている。】
Gino:前を見ろ。うっかり迷子になるなよ。
鳩:大丈夫だって!せっかくこんな賑やかな場所に来たんだから、楽しまなきゃ!一般入場が始まったら人が多すぎて美味しいものが買えなくなっちゃうよ、ショーも控えてるし。
【Ginoはため息をつき、諦めて鳩に引っ張られていくことにした。】
鳩:(小籠包を咥えながら)あれ?どうしたのGino、眉をひそめて。お腹でも痛いの?
Gino:いや…鳩、ちょっと用事があるから先に自分で回っといて。迷子にはなるなよ、ちょっとしたら戻ってくるから。
鳩:え?何するの?
Gino:別に、すぐ戻る。
【鳩は少し困惑しながらも頷いた。お祭りにあるたくさん見たことのない食べ物が鳩の好奇心を搔き立てた。それらを食べながら歩いていると、横目で何か輝くものをとらえた気がした。振り返ってみると、そこには線香花火を持った何人かの子供がいた。】
鳩:やっほー!何遊んでるの?
子供A:線香花火!お姉ちゃんも一本いる?
【鳩は線香花火を手に取った。火をつけると火花が咲いて流れ星のように散り、大気の中で消えていく。】
子供B:ねえ、そろそろ花火が上がる時間だよ!天狗が来る!
【祭りに来た人々が一斉にカウントダウンを始める。3、2、1...数えきれないほどの花火が打ち上げられ、夜空に咲き誇る。それらの多くは神話の中の生き物を描いているが、南の空に咲いた一輪だけが黄緑色で人の笑顔のような形になっている。】
鳩:(目を細めて空を見る)あの花火、変な形してる。わざとなのか?
Gino:ポッポ!(肩を軽く叩く)
【鳩は火をつけた線香花火を手に持ったまま振り返る。Ginoはいつの間にか彼女の背後に立っていた。背を向けた空に花火が一つ、また一つ昇っては咲いて散りゆく。散り落ちてくる光は鳩の驚いた顔を照らした。】
鳩:あ、Gino!ほら見て!花火がすっごくきれいだよ!
Clues
お祭り・手がかり1
鳩:花火すごかったなぁ!これよりすごい場面なんて想像できないよ!
Gino:ああ、これが最後なんだから、盛大にやらないとな。
鳩:これいつまで続くの?夜中?
Gino:らしいな。後で砂浜に集合ってグループチャットにメッセージが入ってたよ。早く行こう。日食は8時間しか続かないからな。
鳩:そうだね。ここを離れちゃうの、ちょっと名残惜しいけど。
Gino:今度は現実の世界で会うことになるな。
鳩:私たち、お互いを見つけられるかな。
Gino:見つけられるさ。必ず、見つけられる。
【映像】月の海
指と指の狭間に潜む影、それは一体何なのか。氷封が飲み込まれ、地球という古い単語はとっくに辞書から消えた。なら、今この月から観測できる日食を引き起こしているものは何?私は足元にある砂を蹴散らしながら暗闇の中で考えていた。
月面に砂浜ができたのはいつのことか、歴史の記録にはもはや残っていない。私が物心をついた時から嵐の大洋はそこにあった。虚構の太陽に合わせて満ち引き、また日食とともに静まる。私は再び向こうに目を向けた。一筋の光もない果てしない暗闇は、この世界の最後の時間を飲み込んでいる。夢、戯言、幻想、すべての表象、すべての事象、皆あの制御できずに膨張し続けている不可視な境界に消えていく。
それはもうじき死ぬ。ピクセルタワーの物語が、Phigrosという名の夢が。
チャンスは残されていないのか。私は自分に、この海に問う。もし私がそこに飛び込んだら何か変わらないのか。記憶は水の中に、無限海の中に存在している。それはすべてを教えてくれる。それは囁き続けている。人々の心の一番深いところにある願望、互いに分かり合える世界はすでに誕生している。ただまた眠りについただけ。
それはいずれ帰ってくる。失われたことなんて一度もなかった。
【録音】ドーム
- 時間
- 18s
Unlock conditionScore ≥ 880,000 on Distorted Fate IN
「鳩、お前なのか。」
「良かった、やっと見つけた。」
「ちゃんと俺の手を握って。基地の信号がどんどん悪くなってる。」
「もう二度と離れるなよ。」
代替データ
端数研がエンドウに渡した代替データ。メールとしてエンドウのphigrOS端末に送られてきた。その正体は、端数研がTZBに対抗し、ピクセルタワーを存続させるために開発したウイルスである。
Clues
代替データ・手がかり1
謎の黒服:おっ! 豆ちゃんじゃん!
エンドウ:……こんにちは?
謎の黒服:俺のことわかる? 二、三日前に会ったばっかだろ。
エンドウ:【上から下までじろじろ見る】あ、あんた! 端数研の証を持ってる! 助けてー! ここに端数研がいるーー!【悲鳴】【猛スピードで後ずさる】
謎の黒服:【ひょいと捕まえて】ほら、これは代替データだ。こいつを花火に貼れ! わかったか? 貼らなかったら刺すからな!
謎の黒服:誰にも言うなよ。うっかり口を滑らせたら、すぐさまアラクネに引きずってって、輪廻ポイントをロックしてやる……
謎の黒服:そしたらどうなるか、わかるよな!
謎の黒服:じゃ、そういうことで、頑張れよ……あれ、なんでもう死んでんだ?
代替データ・手がかり2
雪梨膏:ほら、お前がさっき店で頼んだ枝豆。包んでもらってきた。
エンドウ:え?
雪梨膏:ひとつも手をつけてないから、安心して食え。
エンドウ:いや、その、枝豆が雪梨膏の手にあるなら……僕が酔っぱらってたときにもぐもぐ食べてたのは何?
雪梨膏:は?
エンドウ:【目を回し始める】どうしよう、どうしよう……
雪梨膏:何だよ?
エンドウ:あとで打ち上げる花火のデータ、間違って食べちゃった。
雪梨膏:エンドウ、お前ってやつは...なんでそんなにバカなんだ。ついて来い、まだ手はある。
代替データ・手がかり3
エンドウ:こんなので本当にうまくいくの……?
【エンドウ捜査官は、打ち上げ直前の花火にがっちりと縛りつけられている。その傍らで雪梨膏事務官は顔をそむけ、喋りながら笑いが漏れないよう必死にこらえていた。】
雪梨膏:代替データは、花火に十分近いところに貼りさえすれば効果が出る。お前をかっさばいて中身を取り出すとか、祭りの雰囲気にそぐわない案を一通り除外すると、一番手っ取り早いのはお前ごと貼りつけることってわけだ。
エンドウ:ちょっと待って……なんでそんなに詳しいの?
雪梨膏:【棒読み】二、三日前にさぁ、とある豆ちゃんがさぁ、端数研を見ただけでビビって気絶しかけて、言われたこと全部にうんうんって頷いてたんだよなぁ。あれは――誰だったっけ?
エンドウ:あれって雪梨膏だったの???
雪梨膏:いやいや、その豆ちゃんはお前だぞ!
エンドウ:それじゃ本物の二重スパイは僕じゃなくて雪梨膏のほう??
雪梨膏:なに、照れるじゃん。
【雪梨膏事務官は大きな雪梨膏の塊でエンドウ捜査官の口を塞ぐと、息ができずに真っ赤になった顔をぺちぺちと叩いた。】
雪梨膏:そろそろ時間だな。じゃあな。【ためらいなく背を向けて立ち去る】
【何かを思い出したのか、雪梨膏はふと足を止め、振り返って満面の笑みを浮かべた。】
雪梨膏:夜はいつもの店で一緒に飲もうな!
【そう言い終えると同時、カウントダウンがゼロになった。雪梨膏事務官が目の前のボタンを勢いよく押し込むと、金色の星々が尾を引いて天へ昇り、空いっぱいに花火が咲いた。】
【無数のピクセルが寄り集まってできたデジタル花火が月面の空に神話を描き、人々は波のようにうねる歓声の中で天狗の降臨を祝っている。現実と虚構が交錯する――最後の狂宴として、これ以上のものはない。】
「良い祭りを、豆。」
雪梨膏はそっと呟いた。
QD event · Cutscene captions
The captions of the QD event cutscene.
- ...九....鳥..
- ...鳩...!
- ......もしもし?
- ...聞こえてるか?
- 鳩?!